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建築を見てみよう!

わたしたちの住んでいる街にはたくさんの建築があります。
建築はまとまって屋並みになり、街を形づくっています。
私たち建築家が街や建築をどのように見ているのか興味はありませんか。

アルテピアッツァ美唄(彫刻家:安田 侃)

カテゴリー:建築を見てみよう! 投稿日:2014.04.30

鯉のぼりがあがっている。東京のど真ん中のマンションバルコニーから。前にどこかでとても気持ちいい鯉のぼりを見たなあと思い、いつだったかと日常撮りためた画像をさかのぼってみたら、あった。美唄だ。もう5年前になる。


仕事柄いろんなところへ呼ばれて行くのだけれど、時間に余裕があれば行き帰りの途上ウロウロと道草を食いながら移動するのが楽しい。このときは確か旭川での用事を済ませて、特に急ぎの仕事がないのをこれ幸いと函館までぶらぶらドライブしようと決め込み、その途中立ち寄ったのがアルテピアッツァ美唄だった。


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アルテピアッツァは、廃校になった小学校とその周りの自然を舞台に美唄出身の彫刻家・安田侃がいまなお創り続けている彫刻公園。

彼の作品はいろんなところに設置されているので「ああ、あれか」とお分かりになる方もいるだろう。私の自宅近所の東京ミッドタウンにも置かれているのだけれど、独特のやわらかい曲線と量感、そして大理石やブロンズの寡黙な質感が、自然でも人工でもない小宇宙的空間・時間のひろがりをつくりだし、しばし見ていると都会の喧騒が遠のいていくように感じられる。

そんな彼の作品たちが、廃校に残る子供たちの懐かしい記憶、生命の瑞々しいサイクルにあふれる自然、そしてそこで遊ぶ子供たちの行為とわかちがたく溶け合っていく、幸せなアート+空間+人のかかわりがここにある。感じ方は人それぞれ。GWの旅行中お近くに行かれる方には、都会に置かれたときとは違い時として動物的ユーモラスさも見せる40あまりの作品たちと、ぜひ一度直に触れ合ってみてほしい。カフェと工房も併設されているのでドライブ途中の休憩にもピッタリである。



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廃校になった旧栄小学校と庭園.
彫刻「天もく」、水の広場、石舞台は、はるか彼方の時間と場所を感じさせるよう.


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丘の上へいざなうような彫刻「妙無」.


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自然の中に別世界へのゲートが開く.


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自然の中に別世界へのゲートが開く.


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旧栄小学校のエントランス. 彫刻が来訪者を迎える犬のようなたたずまい.


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教室内でたわむれる彫刻たち. かってここで学んだこどもたちの記憶の名残.


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